プロニートの履歴書

色んなできごとに翻弄され、プロのニートになるまでの物語

好きな漫画をお勧めするのは諸刃の剣、というお話

Cómic 

「漫画読む人?」

彼は私にそう聞いてきた。
読む人?そうね、読む方の人だと思います。

「一番好きな漫画は何?」

と、自称漫画好きの彼は話を続けた。

一番好きな漫画。

なんて難しい質問なんだろう?ここで手塚治虫的な不朽の名作を答えていいものなのか…、でも時代遅れな漫画のタイトルは言いにくい…。

そう思った私は、ここ最近読んで、あまりの逸脱さに本棚2つ分の本を捨ててしまうことになった漫画のタイトルを答えると、それは有名な漫画だったらしく、その答えに驚いた彼は、「だったらこれ絶対読んでみなよ!」と彼一押しの漫画のタイトルを教えてくれた。

 

その話はひとまず置いといて、まずは私の好きな漫画から。

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僕が選挙に行かない理由(わけ)

夏になったので、エスプレッソ・アフォガートを食べようと、エスプレッソメーカーを手に入れたのですが、お湯を沸かして、コーヒー豆を挽いて、熱いエスプレッソを淹れる…よりも、やっぱりアイスはあずきバーが美味しいなと感じる今日この頃。みなさん、いかがお過ごしですか?

faux affogato

今年は選挙ブームですね。

ここ最近、とくに舛添さんの転落劇からこちら、都内ではより一層そう感じられる今日この頃。1日中ネットに貼り付いている私には、本当にうんざりです。なぜなら、どこを見ても「選挙に行こう!」の標語だらけなのだから…。

私はどちらかといえば、『選挙に行かない派』です。そんな派があるとすればですが、『まったく行かないに等しい派』でした。それでも、そんなに短くもない人生の中で2度だけ行ったことがあります。

そして、2度参加してみて、改めて『やっぱり行かなくてもよい派』になりました。投票率はだいたい40〜60%ぐらいですので、有権者の半分ぐらいは私のような人なわけです。多分、多くの場合は「めんどくさいから」だと思いますが、私も個人的な理由(わけ)を書いてみようと思います。

 

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今だからわかる「日本人」という病

いつだったか、何かのきっかけがあって河合隼雄さんの本を何冊か読んでいる。
河合さんは日本ではじめてユング派分析家になった心理学者です。

『人のこころなどわかるはずがない』と読んだ本の一文が忘れられず、そんな…心理学の第一人者がわからないと言っているのに、簡単にわかった気になってる私たちってなに…?と衝撃を受けたのが最初だったかと思います。

なんとなく心理学というのは堅苦しそうな気もしてたけれど、河合さんは人柄なんでしょうね。深く考えさせられる場面は沢山あるけれど、どれもすぅっと心に染み入るような読みやすい本です。

 

というわけで、今回は「日本人」という病についての本の感想です。

 「日本人」という病

日本人であるということは、すごい病気です。これは、私にとっては、という意味です。みなさんにとって、そうでないかもしれません。病原菌と同じで、いくら病原菌が入っても、病気にならない人もいますし、病気になる人もいますが、私は「日本人」というヤツが、とうとう病気になって発病したのです。この「日本人」という病を、私はどう生きるのか。

「日本人」という病 (静山社文庫)

「日本人」という病 (静山社文庫)

 
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戦いというヒトの本能

さて、ふらりとヨーロッパに行ってきた。
つくづく思うのは、日本は平和だな…ということ。
(ストリート詐欺に遭ったのだ)

大陸の国々は、いつ、どこから、どんな人がやってくるかわからない。

 

そんなことはひとまずおいといて、最近、読んだ本の感想を書いてみようと思う。

Think Like a Freak

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

    • 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,櫻井祐子
    • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
    • 発売日: 2015/02/14

 
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25. プロニート、トレーダーにならないの巻

さて、晴れてニート(無職)になった私ですが、最初は普通のニートでした。

区役所やハローワークに行くと、「な、なんて効率の悪い仕事なんだ…。公務員は血税をムダに使っとる!」と、言いたくもなるものの、よくよく考えれば、失業者はハローワークに行くだけでお金が貰えるわけで、人様の仕事に文句を言える立場ではなさそうで。むしろ、ほんとありがとね、みたいな気持ちになりました。

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24. 東京上空からの眺め (続き)

さて、前回から急に慌ただしくなり(ニートですがたまに仕事が降ってきます)、しばらく書いていませんでした。人生、次に何が起こるかは本当にわかりませんね。

 

前回までのお話。

3.11地震で仙台にいた兄が亡くなったと義姉から電話をもらった私は、電車も動いているような、動いていないような都内から神奈川の兄の家へと飛んで行った。

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23. 東京上空からの眺め

私は台湾にいた。

前職を辞めてから1年ぐらいが過ぎていた。私は毎回、会社勤めを辞めるたびに、もう絶対あの世界に帰らない!と、仕事用の服を捨てたり、個人で仕事を受けたり、バイトしたりと、なるべくフリーに近い生活にシフトしようと試みていた。なぜなら、私は自分にはあの世界が合わないと、本当に知っていましたから。
それでも「みんなちゃんとやってるんだから」とか、「つらいことを我慢してる方が偉い」みたいな風潮から、みんなができるなら私にも出来るはず、という諦めもなかなかつかないでいた。

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22. 出会ったことのない種類の同僚

前職で晴れて社内SEの職歴を手にした後、私はすっかり英語のことを忘れていたことを思い出した。英語のスキルアップのことだ。このスキルアップテーマがないとエージェントは案件を紹介しなかった。

それに、私は自分にはもう少し流暢な英語が必要だと感じていた。そう、仕事で困らないぐらいのビジネス英語が。

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21. 週に10分だけの仕事

さて、また派遣エージェントに行くことになった私の職歴には、目立つ会社名がひとつ増えていた。私は自分がうまく世間で生きていけないことを知っていたので、会社名が大きなものを見つけることにしていた。そうすれば、業務内容はともかく、エージェントも企業もなんとなく私のことがわかったかのように安心するのだった。

 

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20. 世界一残業のない会社

半年間、無職になって自分の仕事を続けても、もちろんお金は入ってこなかった。とうとう貯金も尽き、私はどこかに働きに出なければならなかった。

エージェントに相談すれば、相変わらずキャリアアップだかスキルアップだかを要求してくる。職場でのスキルアップというよりも、実際私にはもう少し英語が必要になってきていた。自分の方の仕事は外国の人としかやりとりがなかったのだ…。

 

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19. 音楽の仕事をするということ

さて、私が着メロを作っていた頃は、まがいなりにも毎日音に触れる生活ではあった。けれども、コンテンツを作り出してからは、まったく音楽から遠のいていた。それもそのはずで、私は世に言うキャリアアップをやっていたのだから。

キャリアは自分の目指す方向に向けるべきなのでは?と思った私は、自分の身をもっと音楽に近づけようと音楽業界で働くことにした。
しかし、私は音楽業界のことをまるで何もわかっていなかったのだ。

 

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18. 最後のベンチャー企業の上場

今度の転職はキャリアアップというのを目指してみることにした。どこに行ってもエージェントがこう聞くのだ。

「空野さんは今回どんなキャリアアップをお考えですか?」と。

とにかく転職するにはキャリアアップというものが必要らしかったのだ。キャリアアップ、キャリアアップねぇ…と、私も考えてみることにした。

 

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17. 沈みゆく船から降りる

仕事も恋もなくした私は立ち上がらなければならなかった。「これをバネに」とよくいうけれど、本当にこれをバネにどこまでも上り詰めようと思った。

今や私には制作という技術職の職歴が付いていた。これを活かさない手はない。せっかく大手カラオケ会社のコンテンツのノウハウを持っているのだからと、今度はコンテンツディレクター職を探しはじめた。そうして、『着メロ制作経験者のディレクター/時給3000円』というのを探し当てたのだった。

 

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16. 音楽産業界と青天の霹靂

有田君の紹介する音楽を作る仕事というのは、着メロを作る仕事であった。あの携帯電話で鳴らす着信音だ。

その頃は携帯電話の普及がだいぶ進んでいて、着メロが1億円産業と言われていた時代でもあった。そして、着メロを作る仕事というのは、音楽を志す人なら誰しも、そしてプロのミュージシャンですらも、猫もしゃくしも着メロに手を出す時代というのがあったのだ。

 

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15. 始発電車で海の方へ

大失敗したアパレルブランドを後にした私は、販売の仕事を続けることにした。

どうせなら好きなものを売る仕事にしようと、当時ガーデニングにはまっていた私は花屋さんを選ぶことにした。植物に囲まれて働くもの悪くないな、と思ったからだ。

 

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