プロニートの履歴書

色んなできごとに翻弄され、プロのニートになるまでの物語

携帯

18. 最後のベンチャー企業の上場

今度の転職はキャリアアップというのを目指してみることにした。どこに行ってもエージェントがこう聞くのだ。 「空野さんは今回どんなキャリアアップをお考えですか?」と。 とにかく転職するにはキャリアアップというものが必要らしかったのだ。キャリアア…

17. 沈みゆく船から降りる

仕事も恋もなくした私は立ち上がらなければならなかった。「これをバネに」とよくいうけれど、本当にこれをバネにどこまでも上り詰めようと思った。 今や私には制作という技術職の職歴が付いていた。これを活かさない手はない。せっかく大手カラオケ会社のコ…

16. 音楽産業界と青天の霹靂

有田君の紹介する音楽を作る仕事というのは、着メロを作る仕事であった。あの携帯電話で鳴らす着信音だ。 その頃は携帯電話の普及がだいぶ進んでいて、着メロが1億円産業と言われていた時代でもあった。そして、着メロを作る仕事というのは、音楽を志す人な…

12. 出会い系サイトの裏側

私が電話したのは『簡単なメールのお仕事』だった。メールの仕事といってもよくわからなかったのだけど、男性からのメールの返信をする仕事だという。即日採用だったので、私は翌日からそこに通うことになった。なぜか夜の時給の方が高かったので、夜9時から…